海外視察 タイの現状と日本のポジション

この数年はコロナの影響でリモートが多くなり、直接見聞きするリアルな情報が不足していると感じていました。そんな矢先に知り合いの方からのお誘いがあり、急速に変化するタイ自動車産業の視察に参加してきました。

タイの主要産業は観光や農業が有名ですが、製造業も柱の一つで、GDPの30%を占め国の経済成長を支えています。
今回は自動車関連企業を視察。数年前にタイ政府がアジアのデトロイトを目指しEV(電気自動車)普及策を打ち出したため、参入メーカーの主導権争いが激しく行われていました。

これまではガソリン車を中心に優位だった日本企業が、他国のEV車メーカーにシェアを奪われ始めています。苦境に立たされている現状を知り、「日本製」の象徴の一つである自動車には踏ん張って盛り返してほしいと思うと一方で、日本の競争力の減退を強く感じます。

今回の視察を通じて、Made in Japanが持つ価値が試されている、われわれ中小の企業が生き残っていくためにも新しい価値や固有の価値を生むチャレンジをしていかなくてはならない、思いをあらたにし帰ってきました。
今後は発想とスピードにこだわってノウハウを磨いてまいります。